STEP3-3|一人暮らしの物件選びで避けたい31の条件。設備のメリット・デメリットを整理してみた

一人暮らしに向けて物件探しを進めるなかで、家賃や通勤時間、希望する設備などを整理してきた。

家賃は管理費込みで基本7万円以内、通勤時間は30分以内。必須設備も5つに絞ったので、ある程度は物件を探しやすくなったと思う。

ただ、物件を選ぶうえで気になるのは、家賃や設備の充実度だけではない。家賃が安くても、生活音に気を使いすぎたり、冷暖房の効率が悪くて電気代がかさんだりするのは嫌だ。

せっかく一人暮らしを始めるなら、できるだけストレスの少ない環境で生活したい。そこで今回は、自分が物件選びで避けたい31の条件を整理してみた。

設備や建物の特徴にはそれぞれメリット・デメリットがある。自分が避けたい理由と、調べてわかったことをまとめていく。

この記事でわかること
  • 自分が物件選びで避けたい31の条件
  • 設備・建物のメリットとデメリット
  • 物件情報や内見で使えるチェックリスト

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長めの記事なので、調べたいジャンルへ直接飛べるようにした。最後のチェックリストから確認してもOK。

自分が必須にした5つの設備

STEP3-1では、一人暮らしの物件に求める条件を整理した。現在の基本条件は次のとおり。

項目希望条件
家賃管理費込みで基本7万円以内
通勤時間30分以内
バス・トイレ別
コンロガスコンロ付き
洗面台独立洗面台
洗濯機置き場室内
宅配ボックスあり

家賃と通勤時間に加え、バス・トイレ別、ガスコンロ付き、独立洗面台、室内洗濯機置き場、宅配ボックスの5つを必須設備としている。詳しい条件の整理はSTEP3-1で行ったので、今回は避けたい条件に焦点を当てる。

希望する設備が全部そろっていても、壁が薄くて生活音が気になるなら落ち着けないと思う。欲しい設備を決めるのと同じくらい、避けたい条件を整理しておきたい。

自分が避けたい31の条件

今回整理したのは、立地・建物・設備・管理状態・契約に関する31項目。基本的に、どれかに該当する物件は候補から外す方針にした。

これは自分の物件探しの基準であって、すべての人にとって避けるべき条件という意味ではない。メリットも確認しながら、読者自身の優先順位を考える材料にしてもらえたらと思う。

① 立地・周辺環境で避けたい5つの条件

No.基本NG条件避けたい理由
1警察署・病院の近くサイレンや緊急車両の音が気になる
2学校の近くチャイムや活動音、人通りが気になる
3川沿い洪水などの災害リスクが気になる
41階がコンビニ・飲食店虫・臭い・人の出入りが気になる
5線路・幹線道路の近く騒音や振動が気になる

まず避けたいのが、騒音の多そうな環境だ。自宅ではできるだけ落ち着いて過ごしたいので、サイレンや車の音を気にしながら生活するのは避けたい。

警察署や病院、学校は、施設の種類や規模、建物との距離によって周辺環境が違う。必ず騒がしいとは限らないが、自分は近くの物件を基本的に候補から外す。

コンビニや飲食店が1階にある物件

階下で買い物や外食ができるのは便利。ただ、自分は虫や臭いが気になる生活を避けたい。店舗の業態や換気、ゴミ管理によって違いはあるものの、人の出入りによる音も含めて気になるポイントが多い。

川沿いの物件

景色や開放感が魅力になることもあるが、自分は洪水などのリスクが気になる。国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、洪水や高潮などの災害リスクを住所から調べられる。川から離れていても浸水リスクはあるので、川沿いを避けるだけで安心せず、候補地ごとに確認したい。

② 建物・構造で避けたい7つの条件

No.基本NG条件避けたい理由
61階の部屋防犯面や外からの視線が気になる
7木造住宅生活音に気を使いすぎそう
8壁が薄い自分や隣人の生活音が気になる
9コンクリート打ちっぱなし断熱性や結露、空調効率が気になる
10最上階角部屋夏場の暑さや冷暖房費が気になる
11エレベーターなしの3階以上階段移動や荷物の持ち運びが大変そう
12隣の建物が近すぎる日当たりや外からの視線が気になる

木造住宅と壁の薄さ

自分は、隣の部屋に音が聞こえないかを気にしながら生活するのが嫌だ。テレビの音量や話し声まで常に気にするような環境では、自宅でも落ち着けないと思う。

そのため、木造住宅や壁が薄い物件は基本NG。ただし、防音性は建物の構造だけでは決まらず、壁・床・窓などの仕様でも変わる。鉄筋コンクリート造なら必ず静か、という判断もしないようにしたい。

コンクリート打ちっぱなしと最上階角部屋

この2つは特に空調効率が気になる。コンクリート打ちっぱなしは見た目がおしゃれだし、最上階角部屋は上階からの生活音がないというメリットがある。

一方で、断熱材の施工状態、屋根からの熱、窓の向きなどによっては室温が外気の影響を受けやすい。空調効率が悪くなって電気代がかさむのは避けたいので、自分の条件では基本NGにした。個々の物件の断熱性能まで、この条件だけで判断できるわけではない。

階数と建物の位置関係

1階は出入りが楽でも、防犯や視線が気になる。エレベーターがない3階以上は、買い物の荷物や家具・家電の運搬を考えると負担が大きそうだ。隣の建物が近すぎる物件も、窓の外の視線や日当たりを確認したい。

③ 水回り・キッチンで避けたい6つの条件

No.基本NG条件避けたい理由
13IHコンロガスコンロで料理したい
14プロパンガス料金が高くなりそうで、利便性にも不安がある
15風呂・トイレ・洗面一体型水回りを分けて使いたい
16室外洗濯機置き場洗濯機の劣化が気になる
17シャワーの水圧が弱い毎日のストレスになりそう
18トイレの水位が低い汚れや臭い、洗浄状態が気になる

ガスコンロを使いたい

自分はIHより、ガスコンロを使いたい。IHは掃除しやすく、火を使わないのがメリットだが、対応する調理器具が必要なこともある。ガスコンロは火加減を目で確認しやすい一方、火の取り扱いや掃除には注意が必要だ。

風呂・トイレ・洗面一体型についても、水回りを分けて使いたいので避けたい。トイレの水位が低いものは、便器の仕様による違いもあるので、汚れや洗浄状態を確認したい。

プロパンガスは料金と利便性が気になる

ガスはできれば都市ガスを選びたい。プロパンガスは月々の料金が高くつきそうだし、賃貸では入居者がガス会社を自由に変更できない場合があることも気になる。

LPガスの料金は契約先や使用量で異なるため、必ず都市ガスより高いとは断定できない。経済産業省によると、2025年4月2日から料金の三部表示などの新ルールが施行されており、設備料金に関する禁止規定には新規契約かどうかなどの適用条件がある。料金を比較するなら、基本料金・従量料金・設備料金の内訳を確認したい。

参考:経済産業省「LPガス料金の表示・計上方法に関する新しいルール」/消費者庁「賃貸住宅のLPガス料金」

室外洗濯機置き場は避けたい

屋外に洗濯機を置けば室内スペースを広く使えるが、雨風や直射日光の影響で劣化することが気になる。せっかく用意する洗濯機を長く使いたいので、室内洗濯機置き場は必須条件にしている。

シャワーの水圧と給湯器16号

水圧が弱いシャワーを毎日使うのはストレスになりそうだ。物件情報では給湯器が16号かどうかも気になるが、16号=水圧が弱い、ではない。

リンナイによると、給湯器の号数は水温から25℃上げたお湯を1分間に何リットル出せるかという給湯能力を示す。実際の湯量は季節の水温や給水圧、配管などにも左右される。号数だけで候補を決めず、確認できるなら実際のシャワーの使い心地を確かめたい。

参考:リンナイ「給湯器の号数の選び方」

④ 室内設備・間取りで避けたい6つの条件

No.基本NG条件避けたい理由
19玄関ドアとリビングが直結外気が入りやすく、空調効率が気になる
20収納不足収納家具が増えて部屋が狭くなりそう
21エアコンが古い・残置物電気代や故障時の対応が気になる
22ベランダなし洗濯物を干す場所などが限られる
23モジュラージャックネットの通信方式や速度が気になる
2415A以下の電気契約ブレーカーを気にしながら生活したくない

間取りとエアコンの状態

玄関ドアとリビングが直接つながる間取りは、外からの視線に加え、冷暖房効率が気になる。収納が少なくて家具が増え、生活スペースが狭くなるのも避けたい。ベランダなしも、洗濯物を干す方法を考えると自分には合わなさそうだ。

古いエアコンは性能や状態を確認したいし、設備なのか残置物なのかも重要だ。故障時の修理・交換負担が契約上どう扱われるか、契約前に確認しておきたい。国民生活センターも、入居時には備え付け設備の動作確認を案内している。

参考:国民生活センター「賃貸住宅の原状回復トラブルにご注意!」

ブレーカーを気にして生活したくない

一人暮らしでも、エアコン・電子レンジ・ドライヤーなど電気を使う家電は多い。自分は家電を使うたびにブレーカーが落ちないか考える生活はしたくないので、15A以下は基本NG。

契約アンペアは同時に使える電気の量に関係する。ただし、賃貸では希望どおり変更できるとは限らないため、変更可否も確認が必要だ。

参考:東京電力エナジーパートナー「契約アンペアの選び方」

インターネットの配線方式

自分はモジュラージャックが気になる物件も基本NGとしている。ただ、モジュラージャックがあるだけでネットが遅いと決まるわけではない。

NTT西日本の案内では、集合住宅のVDSL方式は共用部から各戸まで電話線を使う方式。光配線方式とは異なるため、物件情報の「ネット対応」の表示だけでなく、配線方式や導入できる回線も確認したい。

参考:NTT西日本「フレッツ 光ネクストの配線方式」

⑤ 防犯・管理状態で避けたい6つの条件

No.基本NG条件避けたい理由
25ポストに鍵がない郵便物の防犯が気になる
26ポストが荒れている共用部分の管理状態が気になる
27ゴミ捨て場が近い虫や臭いが気になる
28ゴミ捨て場が汚い衛生面と管理状態が気になる
29エレベーターの掲示板に注意喚起の張り紙が多い住民間のトラブルが気になる
30TVインターホンがない来訪者を映像で確認できない

室内がきれいでも、共用部分が荒れていたり、周囲とのトラブルが多かったりすると住み心地に影響しそうだ。周りの住民のマナーによって生活環境が悪くなるのは嫌なので、ポストやゴミ捨て場、掲示板の様子も気になる。

ゴミ捨て場が部屋に近いとゴミ出しは便利だが、虫や臭いが気になる。清掃状態も見ておきたい。

掲示板の張り紙が多いからといって、必ず住民のマナーが悪いとは限らない。管理会社が積極的に対応している可能性もある。それでも、自分にとっては確認したい判断材料だ。TVインターホンや鍵付きポストなど、防犯面の設備も重視する。

⑥ 契約条件で避けたい1つの条件

No.基本NG条件避けたい理由
31定期借家契約契約期間満了後も住み続けられるとは限らない

定期借家契約は、決められた契約期間が満了すると原則として更新されずに終了する。貸主と借主が合意すれば再契約できる場合もあるが、必ず住み続けられるとは限らない。

短期間だけ住みたい人には合う場合もあるが、自分は生活が落ち着いてから契約の都合で再度引っ越すのは避けたい。できるだけ長く住める物件を選びたいと思う。

参考:国土交通省「定期建物賃貸借Q&A」

設備や物件の特徴にはメリットもある

自分が避けたい31の条件にも、別の人にはメリットになるものがある。例えば、IHコンロは掃除がしやすいし、最上階角部屋は上階からの生活音がない。

設備・条件メリットデメリット・注意点
IHコンロ掃除しやすく火を使わない対応調理器具が必要な場合がある
ガスコンロ火加減を目で確認しやすい火の取り扱いや掃除に注意
木造住宅家賃を抑えられる物件もある遮音性は壁や床の仕様による
1階の部屋移動や荷物の搬入が楽防犯や視線が気になる場合がある
最上階角部屋上階からの生活音がない断熱性によっては暑さが気になる
プロパンガス個別供給方式なら災害時の復旧面で利点がある場合も料金やガス会社変更の制約を確認
室外洗濯機置き場室内スペースを確保できる雨風や直射日光の影響を受けやすい
風呂・トイレ・洗面一体型水回りがコンパクトにまとまる使い勝手や湿気が気になる場合がある
エレベーターなし共益費を抑えられる物件もある上階への移動や運搬が大変
定期借家契約居住期間が決まっている人には選択肢になる契約は期間満了で原則終了する

何を重視するかによって評価は変わる。自分の場合は、家賃だけでなく、光熱費や毎日のストレスを考えて今回の条件を基本NGにした。

物件情報だけでは判断できないこともある

物件サイトで階数や設備、契約形態などがわかっても、実際の住み心地は現地で確認しないと判断しにくい。

騒音や生活音

線路や道路の交通量、学校の活動音などは時間帯で変わる。可能なら朝や夕方など、時間を変えて周辺環境を確認したい。建物の防音性も構造だけで決めず、窓を閉めた状態の音などを確認する。

シャワーの水圧

給湯器の号数だけでは使い心地はわからない。内見時に通水できるなら確認し、難しければ管理会社へ問い合わせたい。

空調効率と設備の状態

断熱性、窓の向き、エアコンの設置年数や残置物かどうかを確認する。電気代がどの程度になるかは、実際の建物性能や使い方にも左右される。

共用部分と契約内容

ポスト、ゴミ捨て場、掲示板などは現地で見たい。電気容量の変更可否、ネットの配線方式、エアコンの修理負担、契約形態などは、入居前に不動産会社や管理会社へ確認する。

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物件選びで使えるチェックリスト

今回の条件を、実際の物件探しでも使えるようにまとめた。最初は物件情報で候補を絞り、残ったものを内見や問い合わせで確認したい。

物件サイトで確認すること

基本条件

  • □ 家賃は管理費込みで基本7万円以内か
  • □ 通勤時間は30分以内か
  • □ バス・トイレ別か
  • □ ガスコンロ付きか
  • □ 独立洗面台があるか
  • □ 室内洗濯機置き場があるか
  • □ 宅配ボックスがあるか

立地・建物

  • □ 警察署・病院のすぐ近くではないか
  • □ 学校のすぐ近くではないか
  • □ 川沿いではないか
  • □ 1階にコンビニ・飲食店が入っていないか
  • □ 線路・幹線道路の近くではないか
  • □ 1階の部屋ではないか
  • □ 木造住宅ではないか
  • □ 最上階角部屋ではないか
  • □ エレベーターなしの3階以上ではないか

設備・契約

  • □ IHコンロではないか
  • □ プロパンガスではないか
  • □ 風呂・トイレ・洗面一体型ではないか
  • □ 洗濯機置き場が室外ではないか
  • □ 玄関とリビングが直結していないか
  • □ 収納は十分にあるか
  • □ エアコンが古くないか、残置物ではないか
  • □ ベランダがあるか
  • □ ネットの配線方式は希望に合うか
  • □ 電気契約が15A以下ではないか
  • □ 定期借家契約ではないか

内見で確認すること

室内

  • □ 壁が薄く、生活音が気になる状態ではないか
  • □ コンクリート打ちっぱなしではないか
  • □ 隣の建物が近すぎないか
  • □ シャワーの水圧に問題はないか
  • □ トイレの水位や洗浄状態に気になる点はないか
  • □ TVインターホンがあるか

共用部分

  • □ ポストに鍵が付いているか
  • □ ポスト周辺が荒れていないか
  • □ ゴミ捨て場が部屋の近くにないか
  • □ ゴミ捨て場が汚れていないか
  • □ エレベーターの掲示板に気になる注意喚起が多くないか

周辺環境

  • □ 電車や車の音が気にならないか
  • □ 人通りや周辺施設の音が気にならないか
  • □ 日当たりや風通しに問題はないか
  • □ 洪水などの災害リスクを確認したか

物件情報だけでわからないことは、不動産会社や管理会社に質問する。現地で一度確認してもわからないことはあるけれど、事前にチェック項目を決めておけば、見落としを減らせると思う。

自分でも使いやすい内見チェックリストを作ってみた

まとめてみると内見って、確認することが意外と多い。 設備や周辺環境、家具を置くための採寸、不動産会社への質問など、 当日に全部覚えておくのは大変そう。

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55項目をチェックできて、物件ごとにメモや採寸結果、 質問したいこともまとめて記録。 気になる項目や未確認の項目だけを見返すこともできます。

まとめ|家賃だけでなく、住み始めてからのストレスも考えたい

今回は、一人暮らしの物件選びで避けたい31の条件を整理した。

書き出してみると、自分が気にしているのは大きく分けて、毎月の出費と日常生活のストレスだった。プロパンガスの料金や冷暖房効率は生活費に関わるし、生活音、シャワーの水圧、虫や臭い、共用部分の管理状態などは毎日の快適さに関わる。

家賃を抑えることは大事だけど、そのためにストレスや余計な出費が増えるのは避けたい。

自分は必須設備5つと基本NG31項目をもとに、物件を探していく。家賃は管理費込みで基本7万円以内、通勤時間は30分以内なので、希望に合う物件がどれだけ見つかるかはまだわからない。

まずはこの条件で探してみて、実際の候補を比較しながら判断していきたい。物件探しをしている人も、自分が避けたい条件を書き出してみると、判断基準が見えてくるかもしれない。

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この記事を書いた人

元バンドマン
元Webデザイナー、現在はEC運営
現在も実家暮らし
お金・暮らし・仕事を少しずつ立て直し中
一人暮らしに向けて準備中